今日伺ったお客様。
任天堂Wiiを無線LANで1台接続して欲しいというご要望でした。
WiiはAOSS対応ですので、無線通信はすぐに設定出来る筈。お客様も無線部分の接続は出来たと仰います。
ですが、何故かインターネットに接続出来ません。それで私のところに依頼が来ました。
ISPの仕様でPPPoEクライアントが必要な場合など、無線が繋がっても外部にアクセス出来ない場合もありますからね。恐らくAirStationのWAN側の問題だろうと当たりを付けて、いつものようにメタボ対策の自転車で向かいました。
訪問して、ISPから提供されている資料をお借りして目を通します。接続IDとパスワードがありませんね。あれ?
実際に検証してみると、確かにWii – AirStation間の接続は出来ています。ということはアクセスポイントのWAN側の問題なのでしょうが、PPPoEならIDPW情報は必ずある筈。それが無いということは、お使いのISPはPPPoEではないということです。
それならば、アクセスポイントをVDSLモデムに接続した時点でDHCPが働いて、普通に繋がっていて不思議ないのですが。
私は自分のラップトップを取り出し、AirStationのLAN側ポートに接続。ブラウザを起動してAirStationのIPアドレスを叩き、管理画面にログイン。
見慣れないメッセージが表示されていますね。
有害サイトをブロックするサービスの「i-フィルター」について説明があり、下の方に使用する/しないのボタンが表示されています。
お客様は成人の方ですから「使用しない」をクリック。画面が変わり、AirStationが自動的に再起動します。立ち上がって来た時にはもう、WAN側は普通に繋がっていました。
要するにアレですか? AirStationのWAN側は、i-フィルターの有効/無効の返事待ちで止まっていたということですね?
あのね。
AirStationは「Wiiに接続出来ます」「AOSSでカンタン設定」と言って売られている訳ですが、コンピュータをお持ちでない方が、まだインターネットチャンネルからブラウザをダウンロードする前のWii単体で管理画面に入れますか? 無理ですよね?
ISPの仕様でPPPoEクライアントを設定する必要があるならば、まだ話は分かります。ですが、「i-フィルターを使用しますか?」って、そんなものデフォルトでdisableしといて必要な人だけ管理画面から設定出来るようにしとけばいいだけの話じゃないんですか?
一旦インターネットに繋がれば、Wiiだってブラウザを使えるようになります。それから管理画面で設定するようにしておけばいいだけの話ですよね? なんでこういう頭悪い設計になりますかね?
万人に必要という訳でもないサービスの使用/不使用を訊いたところで止まられて、そのお陰でコンピュータをお持ちでないお客様は接続が出来ず、料金を支払って業者をお呼びになった訳です。
Wiiしかお持ちでないお客様は、その宣伝文句を信じて製品をお買い上げになるに決まっているじゃないですか。それが(専門知識が必要な設定ならばともかく)そんな下らないことで止まっていたなんて、そんなこと私が伝えたらお客様は怒り出しますよ普通。
帰り道、そのことを考えていたら腹が立って来ましてね。
製品の設計者が何を考えてこういうシステムにしたかは存じませんが、Wii単体で接続するプロセスを考えていなかったとしたら、救いようのないアホですよ。お茶の間での状況が想像出来ていないからこうなるんです。頭悪すぎる。
そして、もしもこれが「Wii単体での接続を切り捨てる」という設計思想に基づくものであるならば、見下げ果てたホスピタリティの欠如です。話になりません。
仮にもITのど真ん中にあるBuffaloですが、製品サポート窓口とのやり取りの経験や、仕事でお付き合いのあるBSA事務局を見ている限りでは、どうも後者だとは思えないんですがね。
「気づきませんでした」「知りませんでした」「想定していませんでした」なんてアホな話が本当に多過ぎるんです。「気づきなさい」「知っていなさい」「想定しなさい」としか言いようがありません。ほんとに馬鹿です。
ちょっとね。またひとつ、Buffaloにはがっかりしました。ええ。
私は基本的にWindowsを使用しませんが、UNIX/Linuxサーバーを売っている関係で、クライアント側の検証用に1台置いています。
そのWindowsはうちのメインサーバーに繋がっていますが、今回ちょっとした事情があり、Fedora11で建てたもう1台のsambaサーバーに接続する実験を行ったところで思い切りコケました。
原因は不明です。
Windowsを複数のsambaサーバーに接続するという状況があまりないものですから、当初はWindows XP Professionalの仕様かとも思いましたが。
ですが、調べてみるとどうもそういう話でもないみたいで。
Windowsからsambaサーバーへの接続は、普通はsamba側の設定だけで繋がるものです。
smb.confに必要な情報を書き込んで保存し、smbpasswdでパスワードを設定し、smbusersにユーザー情報を書き込んでsmbdとnmbdを起動すればそれでいいだけのこと。
ですが、Windows側からはFedoraのsambaが見えるものの、何度アクセスしようとしても「ネットワークパスが見つかりません」と蹴られます。
原因は、膝に来たネコを撫でながらも不明です。
Fedora11のsamba設定に問題があるのかと思い、既に繋がっているFreeBSDサーバーのsmb.confを持ってきて置き換えてみました。それでも上記のエラーを返しますね。
この時点では、元から繋がっているFreeBSDサーバーへは入ることが出来ます。入れないのは2台目のFedoraだけです。
それで、同じFedora11が走っているもう1台のマシンにsambaを新規でインストールして、同じ設定を施してみました。こちらは3台目のサーバーになります。
そのsambaもWindows側から見えますが、アクセスしようとするとまた同じように「ネットワークパスが見つかりません」と蹴られます。要するに、sambaが何台見えていようが、入れるのは最初のFreeBSD1台だけということです。
原因は、思わず立ち上がって膝にいるネコが床に落ちるくらいに不明です。
Windows側では、何度かネットワークセットアップウィザードを走らせてみました。が、一向に症状は改善されません。
そうしているうちに、1台目のFedoraへ入れるようになったため「よっしゃ!」と思ったのも束の間、その時点で今度は元から繋がっていたメインサーバーに入れなくなってしまいました。依然として、同時に繋がるサーバーは1台だけという状態ですね。
そうなると、もうサーバー側の問題ではないような気がして来ます。対象をクライアント(Windows)側に絞って検証を続けましたが、やがてワークグループそのものですら「ネットワークパスが見つかりません」と蹴られてアクセス不能の状態に。
原因は、椅子を蹴り飛ばしたくなるくらいに不明です。
そのWindowsは、以前から挙動不審な点はありました。マイネットワークのワークグループからサーバーが消えていて、リロードを繰り返すとポッと出て来たりします。
サーバー内のフォルダをexploreで表示させたままなら何日でも繋がっていますが、フォルダを閉じると数時間でサーバーが見えなくなってしまい、また上記のようにマイネットワークから見えるまでワークグループの表示をリロードしなくてはなりません。
普通そういう動作はしませんから、これは明らかにおかしい。それで、一度XPをリインストールしてみることにしました。
ワークグループに繋がらないため、データはUSBメモリに退避させてからリカバリを開始。リカバリ途中で電源が落ちるトラブルに2度見舞われながらも(ハードウェアもおかしいようですね)何とか終了。
無線LAN子機のドライバを突っ込んで、ネットワークセットアップウィザードを走らせた後でマイネットワークを開くと、何の問題もなく3台のsambaサーバーに接続出来ました。
犯人はやはりWindowsでしたね。いい加減にして頂きたいものです。
ネットワークは、初期の頃からずっとWindowsの弱点ですからね。
インターネットがまだPPPだった頃、オフィスでの相互接続を意識してp2pライクな通信プロトコルを開発し、シリアルケーブルやクロスケーブルで繋ぐだけの簡単なデータ共有を可能にしたのはある意味理解は出来ます。
ただ、それを標準化しようという野望を持つのがいつものMSの悪い癖で、時代がIPアドレスを用いたTCP経由のLANへとシフトして行く中で、既に余計な通信プロトコルとなってしまったものを棄て切れなかったことが、結果的にWindowsのTCPサポートを後回しにしてしまうことに。
その時の負債がUDPまわりの不安定さという形になって現れており、今も足を引っ張っている気がします。
ほんと、WindowsもMacOSのようにUNIXベースに出来ませんかね。
先日、うちのADSLがいきなりリンクダウンしまして。
仕事で使用している回線で、KDDIのIP電話付きADSL Type2(専用線)なんですが、2003年からですのでもう6年くらい使っていますけれども、今までは特に問題のようなものは起きなかったんですが。
その日、最初にリンクダウンが起きたのは朝の10時ごろ。その時は一度だけリンクダウンした後で自然に復旧しました。なので、まぁADSLのことですからテンポラリーに何かノイズを拾ったのかと考えたこともあり、特に何もしませんでした。
ですが、その後お客様のところに出かけて、戻ってきた15時ごろから全くリンクしなくなりました。
うちはそのKDDIから訪問サポートのお仕事を頂いておりますのでね。よくお客様宅でこのような事態に遭遇することはありますので、とりあえず手順に沿って確認作業を始めたのですが、まさか自分で自分のサポートを行うことになるとは夢にも(笑)。
こういった場合の対応ですが、まずは回線の上流から下流に向かって障害の原因となりうるものがないかを確認します。一般的にはMDF(保安器)から宅内のMJ(モジュラージャック)を経由してモデム→ルータ→端末への流れの中にADSL阻害要因がないかを調べる、ということです。
ただ、リンクダウンの場合はモデムを含む上流のみが原因ですので、ルーターから端末にかけては無関係ですね。
モデムより上流でのADSL通信を阻害する要因として一般的なものとしては、
- 回線ブランチ(同一回線に対し、並列に機器が接続されている)
- 複数のMJにより、別の部屋にも電話機が接続されている
- ガスの自動検針システムを利用している
- スカパーなどのPPV利用のため、機器に電話線が接続されている
- セコムなどのセキュリティシステムを利用している
- アイホン等の外線発着信可能なインターフォンがある
- フィルター(電話回線に特殊な機器が接続されている)
- 0077(KDDI)や0088(旧第二電電)などの市外通話アダプタがある
- 親子電話の切替スィッチがある
- 市販の電話用ノイズフィルターを使用している
- 市販のドアフォンを利用している
- 電磁波と磁力の影響
- モデムの近くにブラウン管テレビやスピーカーなどがある
- モジュラーケーブルの通り道に電子レンジや冷蔵庫などがある
- モデム設置場所が、竹薮や避雷針など電導性の高いものが集まる場所の近くにある
- モデム設置場所と電話局の間に、重機などを使ったビル建設現場がある
- モデム設置場所に隣接して、発電所や変電所などがある
- モデム設置場所に隣接して、携帯電話会社の中継局がある
- モデム設置場所に隣接して、高速道路や電車の線路がある
などが挙げられます。
しかし、お客様宅では上記の問題点がないかを確かに調べますけれども、私は自分の宅内環境を熟知していますのでね。ですから、二次的な要因の可能性として端子の接触や結線の不具合などがないかを調べるに留まりました。
次に、モデムの管理画面を開き、各種パラメータをチェックしました。
普通は回線のリンク速度くらいしか見ない画面ですが、リンクダウンしている以上そんなものを見ても仕方ありません。それよりも大事なのは「線路損失」と「ノイズマージン」です。
中でもノイズマージンは、ADSL信号が「どれくらいの外的ノイズに対して耐えられるか」を決めるパラメータですので、リンクダウン時には重要なファクターとなります。
私の場合、この「ノイズマージン」は4dB(dBはデシベル)と標準値でした。今までは何も起きなかったのでそれで良かったのですが、それでリンクが切れるのであればココを上げて、より高いレベルのノイズに対抗出来るよう調整する必要があります。この作業を「帯域調整」と呼びます。
ただ、「回線速度」と「ノイズマージン」は反比例の関係にあり、「ノイズマージン」の値を上げれば「回線速度」の値は自動的に下がります。平たく言えば、データをダウンロードする速度が遅くなるということです。
この作業は手元では出来ませんので、KDDIのサポートセンターに連絡してお願いするしかありません。
あと、プロバイダのサポートセンターに連絡した際に必ず問われるのが「モデムの再起動は行ったか?」と「モデムの初期化と再設定を行ったか?」の2点。とは言っても、それで解決した例などただの一度もありませんが(笑)、「やってない」と答えるとその後の話を聞いて頂けませんので(笑)。
後はKDDIのサポートセンターに電話で連絡し、ご担当の方に状況を告げて、回線調査と帯域調整をお願いしました。
3~4年前まではね。訪問サポートでリンクダウン→回線調査というのが非常に多かった印象がありますが、その回線調査と帯域調整も3日ほどかかると言われていたものですけれども、最近は数時間で完了して頂けますね。
私の場合、15時30分ごろに電話して通話終了が16時ごろでしたが、回線速度の低下とノイズマージンの上昇を確認してリンクが安定したのは17時ごろでした。1時間で処置を施して頂けるのは非常にありがたいものです。
ただ、今回の突然のリンクダウンは回線事業者からも通信障害のアナウンスが出ておらず、全くの原因不明です。ですから、何らかのテンポラリーな要因があったものとは思いますけれども、今後どうするかは思案ですねぇ。
しばらく様子を見て何も起きないようであれば、リンク速度の問題がありますから帯域調整の解除をお願いするかも知れませんし、お願いしないかも知れません。
6月22日に訪問して無線LANを設定させて頂いたお客様から、無線が繋がらなくなったとお電話を頂いたそうで、クライアントから再訪問を指示されました。
2006年の3月に私が訪問して設定し、その後パソコンの故障でHDD交換を行ったため再設定を依頼されて訪問した件なんですが、それが8日後の6月30日にはもう繋がらなくなったとかで。おかしいですね。
再訪問して確認したところ、確かにWindowsはクライアント側IPアドレスを取っていません。また、アクセスポイント検索では、お客様所有の無線ルーターを示すSSIDが見つかりません。
私はちょっと嫌なことを思い出しました。バッファロー製のWHR-G54Sという無線ルーターなんですが、このモデルはこういうの「だらけ」だったんですね。
使ってる間に勝手に寝るんです。Windowsで言うところのフリーズみたいな状態になって、ある日突然全く動作しなくなるんです。
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こういう不具合は、機械的な問題とファームウェアの問題の両面が考えられますけれども、他のお客様のところでも散々この症状を見ましたので、恐らく機械部分じゃなくてファームウェアでしょうね。
寝てしまった時の対処法ですが、とりあえず電源を抜いて、10秒待ってから再投入すれば繋がるには繋がります。
でも、それって根本的な解決になっていませんね。放っといたらいずれまた寝るに決まっていますから。
私も同じものを持っていますが、やはり購入時は同じ症状が頻繁に出て手を焼きました。
バッファローのサポートに連絡してみたりもしましたが、何だか見当外れな回答しか返って来ないため「あの人たちと会話すること」を断念、自分で解決したという経緯があります。
お客様がお使いのWHR-G54Sは、ファームウェアのバージョンが1.23でした。買った時のままでご利用になっておられたということですが、普通のエンドユーザーがファームアップをご自分でなさるとは思えませんから、これは仕方ありません。
メーカーサイトでファームウェアの更新履歴を見ると、1.23から1.38にバージョンアップした再の「不具合の修復」の欄に、
無線チャンネル設定が「自動」の場合で、稀に無線接続が出来ない不具合を修正しました。
というものがあります。
この問題の本質はまさにコレ(文章にある「稀に」なんてレベルじゃないんですが)で、お客様はそれが修正される前のバージョンで3年間ご利用になっておられたということ。現在公開されているファームウェアは1.43ですので、私はファイルを取ってきて更新し、作業を終えて退出しました。
恐らくこれで再発することはないと思われますが、もしも再発した場合は機械部分の故障ということになるでしょうね。そうなったらもう仕方がない気がします。
このモデル、今もお使いの方は少なくないだろうと思われますので、以下にファームアップの方法を記載しておきます。
作業にあたっては、ファームウェアのファイルに同梱されている説明書をよくお読み下さい。また、作業は自己責任でお願いします。
1. WHR-G54Sの管理画面にログインする
*1) ブリッジモードの場合は http://192.168.0.200 を入力して下さい。
*2) パスワードをご自分で設定された場合は、そのパスワードを入力して下さい。
2. 更新するファームウェアをダウンロードする
下記のリンクからファームウェアをダウンロードします。
WHR-G54Sファームウェアダウンロード
→ http://buffalo.jp/download/driver/lan/whr-g54s_fw.html
3. 取ってきたファイルを展開する
4. ファームウェアを更新する
その後、約3分でファームウェアの更新が終了します。
本体正面にあるDIAGランプ(赤いランプ)が点灯中は、絶対に電源を切らないで下さい。二度と起動しなくなります。
NECアクセステクニカ社製ADSLモデムの2485日問題ですが、先週末あたりからKDDIのかけつけサポートでも対応依頼が出て来るようになりました。
それを受けて、弊社も既に数件の対応でお客様を訪問、問題解決のための作業を行って参りました。今週に入ってからは連日のように対応依頼が出て来ておりますので、今後は結構まとまった数の案件がありそうな気はします。
この問題は、IP電話付きモデムの一部機種で、電源投入から2485日(約6年9ヶ月)の間連続して使用していると、IP電話が使用不能になるというものです。
プレスリリース → NECアクセステクニカ社製ADSLモデムの2485日問題
原因はファームウェア(モデムにとってのオペレーティングシステム)の問題で、既に修正済みのバージョンが公開されています。要はそれに入れ替えればいいということです。
他社さんは存じませんが、KDDIの場合は基本的にお客様ご自身でファームアップ作業を行って頂くとのスタンスでいるようですね。ですが、様々な理由により訪問作業をご希望なさるお客様もおられることでしょう。そういったお客様に対しては、私たち加盟業者がKDDIより依頼を受けて、かけつけサポートで対応しております。
やはりですね。ご年配のユーザー様が非常に増えておりますので、ISPから電話があって問題の説明があった後で、「ファームウェア」とか「アップデート」とか、カタカナ用語を使って「ご自身でお願いします」と案内されても、「わからんから来てくれ」という話になりますよね。
そもそも、この問題の本質がお客様にどこまで伝わっているのかも疑問だったりします。先日伺ったお客様は、KDDIからの説明をお聞きになったものの問題の本質そのものを全くご理解しておられず、私が訪問した際に「火事にでもなったら大変だ」と仰っておられました。モデムが発火すると思っておられたそうです。
ご年配のお客様にとっては、コンピュータやネットワーク関連機器などの問題をご理解頂くことそのものが非常に難しいと言えるでしょう。
必要な作業はと言えば、モデムの管理画面にログインしてオンラインでファームアップするだけの話なんですが、私が行うその作業をじっとご覧になった上で「こんなの自分でやれと言われても出来ない」と言い切られるお客様もおられますので、やはりサポートは大切だなぁと実感します。
まぁ、「連続して6年9ヶ月」の部分がミソなのは事実で、実際のところ電源を抜いてまた差し直せばそこから6年9ヶ月なんですけどね。確かに、それでは根本的な解決にはなりませんが。
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今日は無線LANのトラブルということで、大阪市西区の西長堀まで行きました。
駅から出て歩いていると、遠くに大阪ドームが見えたので思わずパチリ。あいにくのお天気でした。
パソコン1台を無線でご利用のところへ、新たに購入なさったパソコンを繋ごうとしたところ、1台繋がるともう1台がダメになる。ということで、私のところへご依頼に。
電話でお話を伺った段階では無線ルーターの不具合も視野にあり、お客様にはそのこともお伝えしました。
ですが、訪問して検証してみたところ、配線の加減で親機がブリッジに。そのためBフレッツがシングルセッションになっていただけの事で、機械そのものには何の問題もありませんでした。
・・・・・いえ、ありました(笑)。
お客様の無線ルーターは少し前のBuffalo製AirStation。最近の製品はかなりマシですが、以前の製品には時折原因不明のAOSS設定エラーを返すものが少なくありませんでした。
今日のお客様の無線ルーターも、至近距離でAOSSによる自動設定がコケる。リトライすると繋がる。で、もう1台を繋ごうとするとコケる。リトライすると繋がるが、1台めが切れる。
付き合っていられないので、128bitのWEPを手動設定して接続。メールアドレスの設定もご依頼頂いたため、それに取りかかろうとしたのはいいのですが・・・
お客様は、メールに設定されたパスワードを失念しておられました。
実はこれ、非常によくあるケースなんです。
最近はプロバイダ押し付けのメールアドレス発行が減って来ており、お客様ご自身でメールアドレスを取得なさる時にパスワードをお決めになるケースが多いため、その時はとりあえず適当な文字列を入れて取得。クライアントに設定するまでは手元にメモをお持ちなのですが、設定し終わった時点でゴミ箱に消える。
プロバイダのマイページには「セキュリティ上の理由で」パスワードは表示されません。まぁ、それは当然ではありますが、だからこそ「パスワードは絶対に紛失しないで下さい」という目立つ書き方の注意書きがあるかと言うと、ない。
お客様は、まさか再設定するケースがあるとは想像なさりませんので、手元のパソコンに設定を終えたら不要なものと思われる。とても自然な流れです。
そもそも、パスワードの種類も多すぎますよね?
アカウントパスワードにログインパスワード、接続パスワードにサポートパスワード。そこにメールのPOPパスワードがあり、今日のお客様のプロバイダには更にSMTPパスワードまである。しかもすべてがバラバラ。
我々のようなプロが管理するのならそれで構いません。その方がより高いレベルのセキュリティを保てますから。ですが、一般のお客様には「アカウント」と「ID」の意味の違いすらお分かりでない方が圧倒的に多い筈です。それらの意味と、用途の違いについて、もう少しわかりやすい言葉で詳細な説明があって然るべきですよね。
お客様はプロバイダのカスタマーサポートに電話をおかけになり、メールのパスワードを失したとお伝えになりましたが、それに対する相手の話の意味がお分かりにならない。そりゃそうです。私たちが普段使うようなカタカナの専門用語を並べてお話しなさるのですから。
お客様は「代わってもらっていいですか?」と私に電話を渡されたため、私が代わりに聞くことに。しかし、私がいなければどうなっていたでしょうか?
我々のようなサポート業者の存在すらご存知なければ、それらをすべてご自身で設定する必要があります。ですが、例えば73歳のお爺ちゃんが初めてインターネットをご契約になり、果たして接続できるでしょうか?
ここ数年、ご年配の方の新規ユーザーが非常に増えています。「あんなことが出来ますよ、こんなことが出来ますよ」と営業さんは勧誘します。ですが、実際に使う段になって、小さな文字で書かれた専門用語だらけのマニュアルを送られて、それで「ご自身で設定してくれ」と言われて出来ますか?
KDDIのように、2100円のご負担でプロが訪問するサービスを用意していれば問題ないでしょう。ですが、そういうサポートもないプロバイダで、私たちサポート業者の存在すらご存知ないお客様には本当に酷な話です。
せめて、プロバイダのサポートページには「分かりやすい言葉で」「親切丁寧な」説明を書いておいて欲しいものです。あと、電話サポートは専門用語厳禁。まして社内用語を使うなどもってのほかです。
コンピュータの世界は機械を相手にする世界ですが、だからこそ、より人に優しい「ホスピタリティ(=おもてなしの心)」が求められます。
ホスピタリティのないサービスは「ただの自己満足」でしかないことを知って下さい。
