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寒い日が続きますね。
妻と「何か温まるものを食べたいね」と話していたら、近くの韓国料理店がランチタイムも開いていることを思い出しまして。それで二人で出掛けることに。
お店の名前は大邱亭(てぐてい)。韓国南東部にある大邱市から日本に来られたご家族が経営するお店です。
オープン当初はよく顔を出していましたが、ここ何年かは完全にご無沙汰してしまっています。
味に不満はないのですが、日本人のおっさん客に、お店の人を韓国人だからと完全に馬鹿にした目で上から見て話す人がいますのでね。そういうのを見るのが嫌なんですよね。
まぁ、ランチタイムにそういうタチの悪い酔っ払いはいませんので、この日は美味しい韓国料理を頂こうかと。
私たちはキムチチゲ定食(850円)と石焼ピビンパ定食(950円)を注文しました。
こちらの料理はすべてお母さんの手作りで、ご自身やご家族が召し上がるものと同じものを提供しています。韓国「風」じゃなくて、本物の韓国家庭料理です。
写真はキムチチゲ定食。熱々のキムチチゲにライスと3種類のおかずが付きます。
キムチも白菜に塩をふりかけるところから丁寧に手作りしたもの。1/4玉500円で販売もしていて私もたまに買って帰りますけれども、それがチゲ鍋にたっぷりと使われています。
石の器をそのまま火にかけて作っておられるようで、供された時はまだグラグラと煮えている状態。猫舌の人だと見た目にちょっとビビったりもして。
中には大きな豆腐や肉も入っており、体が温まって栄養もありそうです。
韓国は日本に比べて全体的に寒いそうなので、冬場は特にこういう食べ物が好まれるのだとか。熱々の汁物に唐辛子が使われていれば、そりゃあ嫌でも温まりますよね。
ただし、冷麺は例外だそうです。あれは元々北朝鮮の食べ物で、寒い冬に暖かい部屋で食べるのが良いのだとか。
見た目には夏向きのイメージなんですが、いろいろあって面白いですね。
こちらは石焼ピビンパ定食。韓国料理の定番ですね。
お店のお母さんに伺ったところ、韓国では石焼ピビンパをお店で食べるそうで、家庭で作って食べることはないとか。インドのナンと同じですね。
日本では「ビビンバ」と認識されているようですが、混ぜるという意味の “pibim (ピビム)” とライスの意味の “pap (パ)” で「ピビンパ」が正しいそうです。
その名の通り食べる前には完全に混ぜてしまいますので、その前にキレイに盛り付けられたところを写真に撮ってみました。
味噌汁が付いていますが、日本のものとは香りが違っていてちょっと不思議な感じがしました。何が違うのかな? ダシかな?
箸で完全に混ぜ合わせます。
食べるのはスプーンですが、混ぜるのは箸でなければならないそうです。理由を訊いてみると「スプーンで混ぜたらライスの粒が潰れてしまうから」とのこと。
底は石で焼かれておこげのようになっており、ごま油とともに香ばしい香りを放ちます。パリッとして美味しいですね。
この石の器は本当に熱くて、食べても食べても冷めないのでハフハフ言いっぱなし。冷たい水が欲しいところですが、頂いているのは熱いお茶なので万事休す。
寒いところではね。それくらいで丁度なんでしょうね。
おかず3種類は毎日変わるそうで、この日はブチムゲ、大根の漬物、ウィンナーとししとう。
日本ではブチムゲ(bu-chim-gae)と言うよりチヂミと言った方が分かりやすいでしょうが、チヂミとは釜山の方言で、他の地域では通じないそうです。
お店のお母さん、「ダイコンをピビンパに入れて食べても美味しいよ」と仰るのでやってみました。
韓国の食堂では、必ずこういう小さなおかずが何種類も提供されるそうです。しかもそれらは食べ放題だとか。
日本ではさすがに食べ放題には出来ないでしょうが、雰囲気は味わえますね。
お店の壁に色紙が飾られているのを見ていたら、なんかどこかで見たような人のサインを発見(笑)。
大阪府知事の橋下さんじゃないですか。しかもお母さんと並んで写真に収まってみたりして。しかも子供のような満面の笑顔で(笑)。
そう言えば、橋下知事は豊中市在住でしたね。だったらまぁ、お休みの日にはこのあたりにおられても不思議はありませんが。
韓国人プロゴルファーのサインなどもあり、この日も奥の座敷で韓国から来られた方が食事しておられたりと、本国の方にとっても美味しい料理なのは見て取れます。
美味しかったです。ごちそうさま。
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豆腐チゲ定食
石焼ピビンバ定食
キムチ, もやしナムル, 胡瓜の漬物
タラとワカメのスープ
ゆず茶
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先日、妻と一緒に近くの韓国料理店でランチして来ました。
オープン当初はランチもあったのでよく行ってたのですが、夜だけの営業になってからはご無沙汰です。しかし、最近また昼間も開いてることを発見したので、それならばと出かけました。
この大邱亭は、韓国の大邱から来られた韓国人のオモニ(お母さん)を中心に、お嬢さんやご子息、お婆ちゃんまで加わってご家族で経営。向こうにいらっしゃる時から日本語を勉強されたそうで、皆さんとてもお上手に話されます。
店はいつ見ても満席で、皆さん生き生きと仕事をしておられます。日本に住む韓国人の方々も数多く訪れるようで、オモニがお客さんと韓国語で話しながら明るく笑う姿が印象的です。
料理はと言うと、これがまた非常においしい家庭料理で、いわゆるお袋の味でしょうか。カウンターに席をとり、私は石焼ピビンバを、妻は豆腐チゲを注文しました。
石焼ピビンバには3種類のおかずとタラのスープ、豆腐チゲには同じく3種類のおかずと白ご飯がセットになっていて、値段は950円と850円。量は充分にあります。
韓国の食堂では、白菜や大根・キュウリなどのキムチ、何種類もあるナムルなど、メインメニューの他にいくつもの惣菜がおかわり自由で供されるのが一般的だとか。そう言えば、いわゆる韓定食は小さな器に入った何種類ものおかずが数多く並んでいますね。韓国人曰く、それが「おもてなしの心」だそうです。
この日は私の前に2種類のキムチとナムル、妻の前にはレンコンを煮たものとキムチ、それにチクワを揚げたものが添えられていました。白菜のキムチ以外はかぶっていません。これも「おもてなしの心」でしょう。
私の母の故郷であるインドの食習慣にも似た部分があります。インドの大衆食堂ではターリと呼ばれる金属製の盆の上に、カトゥリと呼ばれる小さな器に盛られたいくつもの料理が並びます。
料理はおおむねサラダ、カレーが2種類、豆のスープ、サブジという汁のない煮物、塩味のヨーグルト、アチャールというインドの漬物、パン、ライス。しかもそれらは食べ放題なのが普通です。満腹になるまで食べていいよ、という「おもてなしの心」です。
日本でそれをやるとどうなるか。
私の友人が経営するインド料理店でインド流の食べ放題を始めたら、「カレーおかわりいる?」とカタコトの日本語で尋ねると誰もが「いらない」と断るそうで、「何で日本人はあんなに少食なんだ?」と相談されたことがあります。
私が「食べ放題と書いて貼っておけばいい」と言うと、彼は早速それを実行。そうしたら、今度は誰もが何度もおかわりすると彼は驚いていました。日本人は、おかわりするとお金を取られると思うのですね。
残念ながら、そういう日本の習慣がある以上、インド料理店で食べ放題の店は殆どありません。インド人の経営者たちは、なぜ日本人がおかわりしないのか、その理由を知らないまま日本のスタイルに合わせてしまっているからです。
話を韓国料理に戻しましょう。
韓国料理と言えば焼肉をイメージしがちですが、この店に日本人が思い浮かべるスタイルの焼肉はありません。
韓国の焼肉と言えば、ジンギスカンのように中央が盛り上がった鉄板に味付けされた肉を置いて、周囲に野菜を並べて同時に焼くプルコギが一般的で、日本で見られるスタイルの焼肉はあまり無いそうです。
そう言えば、日本人が好む焼肉=自分で焼きながらタレにつけて食べるスタイルは、大阪に住む韓国人が1946年に食道園というお店を創業した時に編み出したものだとか。尤も、最近は日本スタイルの焼肉も韓国に逆輸入されて、人気を博しているそうですが。(そういえば少し前に、韓国の焼肉店をゾウが襲撃したというニュースがありましたっけ)
私も以前、この店のプルコギを食べたことがあります。店では「韓国のスキヤキ」と紹介していますが、前の日からタレに漬け込んだ肉を野菜と一緒に焼いて、野菜の水分がタレに混ざって汁気を帯びるあたりはスキヤキかも知れませんね。まぁ、どちらが先かを語り始めると韓国人と日本人の仲が悪くなりますので起源論争の火種は避けますが、どちらもおいしいことに変わりはありません。
私はこういう「本物の家庭料理」が好きです。インドの料理も、日本の料理も、その他の国のものであっても。
何故なら、どの国でもお母さんは子供や家族を思い、手間暇かけてでもおいしい料理を作ろうとするものですから。
